海外転職や外資系転職を進めると必ず耳にするのが「JAC Recruitment」です。様々な場所で推薦されているJAC Recruitmentですが、実際おすすめされるだけの理由があります。
ただし、「全員におすすめ」というわけでもないので相談する際は少し注意が必要です。
この記事では「JAC Recruitmentって実際どんな会社なの?使っている人の評判はどうなの?」という人に向けて、アジアで人材紹介畑を渡り歩くキャリアコンサルタントが評判をまとめています。
この記事の目次
JAC Recruitmentの基礎情報
【公式サイト】:https://www.jac-recruitment.jp
JAC Recruitmentは英国や香港、シンガポールやその他アジア圏10か国に拠点を構える転職エージェントです。
ホワイトカラー専門の人材紹介会社として運営されており、東証一部に上場しています。人材紹介専業の会社としては日本最大規模の売り上げを誇ります(2017年時点で152億円)。
ここ数年は毎年順調に事業を成長させており、彼らの強みである「グローバル人材」への需要の高さがうかがえます。
売り上げが増えているということは単純に紹介成約数も増えていると予測されますので、転職者側から見ても勢いのあるエージェントと言えるでしょう。
海外転職におけるJAC Recruitmentの特徴
日本人や日系企業における海外転職支援会社の先駆け
JAC Recruitmentの特徴はなんといってもその出自にあります。
1970年代に日本人によって創業された会社ですが、なんと創業は日本ではなくイギリスのロンドン。最初から海外で働く日系企業や日本人を支えることを目的として、海外で創業されたのです。
日本で転職自体がまだまだタブーであった1970年代に、海外で人材紹介業をやるというまさに「日本における海外転職支援会社の先駆け」的な存在ですね。
その後、日本に「逆輸入」のように進出してきました。日本でもすでに30年近くの経営実績があります。
日本でも当然「海外経験豊富」な強みを活かし、「外資系転職」や「海外ポジションへの転職」を専門的に支援しています。
海外での圧倒的な信頼感
創業から首尾一貫した「海外・外資系転職」のコンセプト。そして積み上げてきた実績の影響が大きいのでしょう。
海外に関わる日系企業からのJAC Recruitmentに対する信頼は非常に厚いです。
私が現在活動している東南アジア領域でも、日系企業が人材不足に悩むと「まずはJACに相談してみる」という空気があります。
ここだけの話ですが他の日系転職エージェントの方から「JACには勝てない」という声を何度か聴いたこともあります。
JAC Recruitmentの良い評判
実際にサービスを利用した人からの良い評判をまとめると、下記2点への満足度が高いです。
[box05 title=”JACの良い評判”]- 海外のハイキャリア・高年収求人を豊富に持っている
- 担当者の業界知識が専門的
- 海外や外資系転職へのアドバイスがプロ
海外のハイキャリア・高年収求人を豊富に持っている
ホワイトカラー専門、且つ海外での事業経験が豊富、ということで「海外のハイキャリア・高年収求人」に強いです。
特に企業側があまり公開していない「非公開」求人に強く、「他では見なかった求人を紹介してもらえた」という声を多く聞きます。
JAC Recruitmentの方針もあるのでしょうが、前述の通り「企業から信頼されている」という点も大きく影響しているはずです。
担当者の業界知識が専門的
JAC Recruitmentのもう一つの評判としてよく聞くのが「担当者の業界知識の専門性」です。
これには理由があります。
業界話になってしまいますが、JAC Recruitmentは「両面」で業務を担当しています。「両面」とは一人の担当者が企業からも情報を仕入れ、転職者側とのコミュニケーションも担当するということです。
企業側から直接情報を仕入れる機会も多いので、その業界の専門的なトレンドや需要をしっかりと把握できるという事情があります。
海外や外資系転職へのアドバイスがプロ
海外創業から40年、日本でも海外・外資系転職専門支援会社として30年の間に積みあがった知見は相当なものがあるのでしょう。
「英語レジュメや面接応答へのアドバイスが実践的で役に立った」という評価もよく聞きます。
海外で実際に働いてみるとよくわかりますが、数年現地で仕事をしたくらいでは海外のことなんて理解できません。そこは数十年に渡り海外で生き抜いてきたJACの強みがあります。
JAC Recruitmentの悪い評判
逆に悪い評判を集めると下記へのコメントが多く見受けられます。
[box05 title=”JACの悪い評判”]- キャリアが浅いと対応がそっけない
- キャリアコンサルタントが多忙
キャリアが浅いと対応がそっけない
JAC Recruitment自らが「ハイキャリア専門」と打ち出していることもありキャリアが浅い転職者に対しての対応がそっけない面があります。
具体的には年収600万円がボーダーライン。
年収600万円以上の求人がほとんどのため、候補者として推薦できない人材へは「対応しようがない」という事情があるようです。
紹介できる求人がなければキャリアコンサルタントは何もできません。
キャリアコンサルタントが多忙
両面で対応しているゆえに、コンサルタント一人当たりが担当できる転職者の数にも限りがあるのでしょう。「対応が遅かった」という意見をたまに聞きます。
ただ、逆に「対応が速かった」という人もいるため「優先順位」の問題もあるのでしょうね…。
転職エージェント側も事前事業ではなくビジネスで取り組んでいますので、ここは致し方がない面でもあります。
年収600万円以上を狙うならまず相談すべき転職エージェント
転職者側はもちろん、企業側の意見も含めて述べますがJAC Recruitmentは総じて評価の高い転職エージェントと呼ぶことができます。
一定の専門スキルやマネジメントスキルがあるならば必ず役に立ってくれる転職エージェントです。
具体的には年収600万円が目安ですが、中には年収1,000万円や1,500万円などの「エグゼクティブ」クラスの非公開求人も持っています。
年収1000万円超えを目指してキャリアアップを狙っていきたい、という方はまず相談してみる価値はあるでしょう。無料転職相談は下記参考リンクより申し込み可能です。
逆に若手で専門スキルもマネジメント経験もあまりない、という方にJAC Recruitmentはおすすめしません。
若手の方には転職者のサポートに定評があるパソナキャリア、doda、取り扱い求人の幅が広いリクルートエージェントをおすすめします。
その他の海外転職系エージェントについて知りたい方は下記の記事をご参照ください。