海外転職で失敗しない、準備・方法・転職エージェント

  • Home
  • >
  • 転職エージェント
  • >
  • その転職エージェント大丈夫!?使えない海外キャリアコンサルタントの見分け方

その転職エージェント大丈夫!?使えない海外キャリアコンサルタントの見分け方

海外への転職では転職エージェントへの相談をおすすめしていますが、場合によっては相談をそのまま進めない方が良いこともあります。

転職エージェントの転職サポートを支える要はずばり「人」。

転職エージェント自体に実績があっても、担当するキャリアコンサルタントが悪ければサービスの質も下がります。

この記事では海外転職相談時の参考として、ダメなコンサルタントの見分け方をお伝えします。

わかりやすく「NGなパターン」を書いていきます。

NG① こちらの要望を無視して初回に大量の求人を投げてくる

初回の求人紹介というのはキャリアコンサルタントの人間性が出ます。

転職エージェント全体の「方針」として、初回面談後に多めの求人(10~15件ほど)を紹介してくることはあります。

そのため求人の紹介量が多い分には問題はありません。

問題なのは紹介された求人がすべて求職者側の要望を無視していた場合です。

実際、キャリアコンサルタントとして相談を受けていると、求人者側の理想と求人マーケットの現実が乖離しているパターンもあります。

ただ、その場合でも心あるコンサルタントであれば「①成功可能性は低いがリクエストにマッチした求人」と「②成功可能性は高いがややリクエストから逸れた求人」の2種類を用意します。

紹介された求人の中に①が全く入っていない場合、そのコンサルタントはすべての紹介者に同じ求人セットをぶつけている可能性があります。

コンサルタント側が「優先的に決めたい求人」や「決まりやすい求人」を自分本位で紹介しているだけ、ということです。

確かに紹介された求人は転職しやすいかもしれません。ただあなたの欲しい案件ではない可能性が高いです。

そのまま相談を続けるのは控えた方が良いでしょう。

 

NG② 緊急度の高い求人が多い

自分本位のキャリアコンサルタントは「すぐに決まる求人」を重視します。

紹介された求人が「緊急度の高いもの」ばかりの時も要注意です。

「緊急度の高いもの」というのは、例えば求人紹介の後に「すぐに面接を設定しなければならない」と急かされるような求人です。

確かに「欠員補充」のような求人は通常求人と比べて比較的転職しやすく、決まるスピードも速い。

しかしもしあなた自身が「じっくり決めたい」と考えている場合はこのような求人に合わせる必要はありません。

キャリアコンサルタントが「はやく転職を決めてあげたい」という気持ちで紹介してきている可能性もありますが、まず疑ってかかった方が良いでしょう。

 

NG③ 放置される(2回目の提案がない)

転職エージェントとの面談後、通常同日か翌日に1回目の求人紹介が来ます。

ここまではどのキャリアコンサルタントも同じようなものです。

優秀なコンサルタントはその後定期的に求職者とコンタクトを取り、数は少なくとも新たな求人を定期的に紹介してきます。

しかし、その後まったく求人紹介がないコンサルタントは「とにかく大量の求人をぶつけて終わり」という「焼き畑農業」のような紹介スタイルを取っている可能性が高いです。

この辺りのコンサルタントの人間性が出てくる部分ですので注意して判断してください。

 

NG④ レスポンスが遅い

「急かす・急かさない」とは別に「レスポンスが遅い」コンサルタントは要注意です。

あまりに忙しすぎて仕事を回せていない可能性があります。

「優秀だから仕事が集まり忙しくなっている」とう可能性もありますが、レスの遅さはいざというときに致命傷になる場合もあります。

1つの求人に対して転職できるのは通常1名です。あなたが「この求人に申し込みたい」と思ってもコンサルタントの動きが遅ければ他の人に取られてしまう可能性もあります。

上記の話を抜きにしても、優秀なビジネスマンはレスが早いものです。

コンサルタントからのレスポンスがストレスを感じるほど遅い場合は担当替えも考えた方が良いでしょう。

 

NG⑤ 海外転職市場についてそもそも知らない

どれだけキャリアコンサルタントが業界や職種の情報に詳しくても、海外情報に疎い場合は相談を控えた方が良いでしょう。

あたながしっかりと海外を見据えたキャリアを構築していきたい、と考えているならなおさらです。

海外でのキャリア修正はかなりの労力が必要となります。「聞いていた話と違う」場合に受けるダメージは日本国内の転職とは比較になりません。

*

ただ、正しい海外情報をリアルタイムで仕入れる、というのは非常に難易度の高い作業です。

私自身海外で働いていて感じますが、海外現地の情報が日本へ入っていくには数カ月から1年程度の時差があります。

「日本で海外に対して言われていること」というのは、海外現地では「すでに昨年くらいに言われていたこと」です。

情報がずれたまま勘違いして海外へ来てしまうと「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうかもしれません。

*

しかし、キャリアコンサルタントが個人で海外情報を把握するのはほぼ不可能です。

どれだけ優秀なコンサルタントだとしても日本で働いているサラリーマンですので、海外情報を手に入れるすべは限定されます(ネットサーフィンや海外旅行程度)。

ここで差が出てくるのは「組織力」です。

海外拠点を持っているエージェントであれば、現地ネットワークを駆使して生きた情報を手に入れられます。

https://kaigai-tenshoku.net/agent-recomended/

それでもキャリアコンサルタントによる優劣の差はあるかもしれません。その場合は担当変更をお願いすればよいでしょう。

一番無駄なことは、海外拠点のない転職エージェントに海外ノウハウを求めることです。

双方にとって時間の無駄なのでやめた方が良いでしょう。

 

担当者が信頼できない場合は「担当変更」を!

ほとんどの転職エージェントでは「担当変更」のシステムを持っています。

しかるべき理由があれば求人者のリクエストに沿って担当コンサルタントを変更してくれます。

転職支援サービスは無料なのでなかなか切り出しにくいかもしれませんが、不満を抱えたまま進めたところで転職は成功しません。

つまり転職エージェント側にとっても不幸なことなのです。

ただし「しかるべき」理由があることが大前提です。

「好き嫌い」の感情論ではNG。

担当変更をリクエストする際は論理的に、客観的な事実を持って変更の理由を伝えるようにしましょう。

最新記事

アクセスランキング