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転職の方法・準備

海外面接で使える「海外で働きたい理由」の考え方

海外転職の際に必ず面接で聞かれる「なぜ海外で働きたいのですか?」という質問。

どう答えるのが正解でしょうか?

答え方に正解はありませんが、「正解に近づけるための考え方」はあります。

この記事では「面接で使える海外志望動機」を作るための「考え方」を、誰でもできる簡単なステップに分けてご紹介します。

海外とはいえ企業側にとっては「普通の採用面接」

海外面接も企業にとってはただの面接

まず大前提として理解してほしいのは、「海外」とはいえ企業にとっては普通の採用面接と何ら変わらない、ということです。

転職活動を行う求職者側も、海外だから何か特別な準備やアイデアが必要というわけではありません。

  • 企業は常に自社に貢献できる人間を探している
  • 面接とは企業が求職者を少ない情報から判断する場である
  • 面接とは求職者が「自分がいかに貢献できるのか?」を企業に伝える場である

この大前提を元に考えていく必要があります。

 

どんな理由でも「曖昧」だと不十分

「これからの時代は日系企業も海外進出が必要」、「日本の将来が心配」、「異文化の中で働ける力をつけたい」など、海外で働きたい理由は山ほどあると思います。

ご注意いただきたいのは「あいまいで薄っぺらい理由」ではどのような内容だろうが不十分という点です。

逆に具体的で骨太に加工されていれば、どのような理由でもまともな理由になる、とも言えます。

 

例えば国内の転職例で考えるとわかりやすいでしょう。

あなたが今百貨店で働いているとして、業界の将来が不安でインターネット業界への転職を狙っているとします。

面接官から「どうしてこの業界で働きたいのか?」と理由を問われたとしましょう。

その際に「インターネット業界の将来性に惹かれて…」だけだと薄っぺらく感じますよね?

「インターネット業界は将来性がある」ということが別に間違えているわけではありませんが、これだけでは不十分。

例えば「自分が百貨店で感じた◎◎という課題があり、業界内からは解決できないと感じた。インターネットを活用して外から解決したい」など一歩踏み込むだけで、面接する側の印象はだいぶ変わります。

海外への転職でも求められることは同じです。いかに具体的な話を盛り込みながら、志望動機を深めていけるか?が重要です。

くわしくは後述します。

 

海外転職で使える海外で働きたい理由の作り方

実際に面接対策として使える「理由」の作り方をお伝えします。

ステップとして分けてお伝えするので、まずはこの流れに沿ってあなた自身で考えてみてください。

大切なのは「理由そのもの」ではなく「理由を深めること」です。

海外志望理由の作り方

  1. 海外で働きたい理由+具体的な原体験は何か?
  2. なぜ今なのか?転職が必要な理由は?
  3. 「海外」で使える自分のスキル・準備してきたことは何か?
  4. 志望先の会社でどのように貢献できるのか?

 

【ステップ1】海外で働きたい動機や理由+具体的な原体験は何か?

まずは海外で働きたい動機を考えてみましょう。考える際は以下に挙げることも意識してみてください。

 

原体験も合わせて考える

できるだけ「なぜそのように感じるようになったのか?」という具体的な原体験も考えてみてください。

例えば、同じ「海外市場で自分を試してみたい」という話でも、

  • 以前海外取引を経験した際に海外市場のポテンシャルを肌で感じた
  • 過去5年の業界シェア推移を考えると、今後ますます海外市場を広げていく必要がある
  • 海外を実際に訪れるたびに、日本製品を海外で広める必要性を感じている

など、一言具体的なエピソードを添えるだけでも相手に与える印象は変わります。

また、良い意味で面接官からのツッコミを誘発してアピールにつなげることもできるでしょう。

 

EmotionalよりもLogicalに、世界平和よりもビジネスにつながる理由が大事

理由を考える際は、あまりEmotionalに寄り過ぎないように気を付けてください。

例えば「学生時代に発展途上国を訪れた際、貧富の差を垣間見て“先進国に生まれた自分にできることがある”と感じた」などはあまりにEmotionalです。

面接官からすれば「(たしかにそうかもしれないが、それは青年海外協力隊でやってくれ…)」と感じてしまいますよね。

できるだけ「ビジネスにつなげやすい理由」に寄せることが大事です。

 

長期的な視点で語れるように

採用する企業は常に長く働いてくれる人材を探しています。

ただでさえ海外では「転職」「帰国」含め短期間で去っていく人材が少なくありません。

海外で働く理由を述べる際にも、今だけではなく5年後や10年後を見据えて発言をすると「長期的に会社で働けそう」なイメージを与えることができます。

小さいテクニック論ですが、意外に効果てきめんだったりします。

 

【ステップ2】なぜ今なのか?転職が必要な理由は?

「転職する」ということは「今の会社を退職する」ということですよね。

海外での面接でも「なぜ今の会社を辞めるのか?」「今の会社でそれはできないのか?」という質問は必ず聞かれます。

あらかじめ答えを準備しておきましょう。当然ですが「ネガティブな理由」は避けてください。

例えば下記のような理由を元に組み合わせると、前向きな退職理由につなげることができるでしょう。

海外転職時の退職理由例

  • 現職では海外勤務の選択肢がない
  • 現職でも実現可能だが、時間がかかりすぎる
  • ◎◎歳までに海外勤務を実現したい(根拠とともに)
  • 海外市場を見据えて新しい業界にキャリアチェンジしたい(根拠とともに)

 

【ステップ3】「海外」で使える自分のスキル・準備してきたことは何か?

新卒採用であれば熱意だけで買われることもありますが、中途転職では多かれ少なかれ「スキル」を求められます。

仮に「海外に直接関連するスキル」がなくても、今の環境の中でしてきた努力や準備を語ることは最低限必要です。

下記2つに分けてリストアップしてみましょう。

  1. 今の仕事の中で海外に少しでも繋がる経験
  2. プライベートで具体的に努力していること

①も②も両方がない、という場合は意図的に努力して作り出す必要があるでしょう。

①については職場次第でしょうが、②については自分次第でいくらでも作ることができます。

厳しいようですが②もできないようであれば、海外への転職はあきらめた方が良いでしょう。そこまで甘いものではありません…。

 

【ステップ4】志望先の会社でどのように貢献できるのか?

ステップ3で洗い出した内容はビジネスに生かせないと意味がありません。

応募先の企業、業務内容に合わせて、「具体的にどのように貢献できるのか?」を考えてみましょう。

 

最後に

上記ステップ4まで整理できれば、面接でも通用する「海外で働きたい理由」が完成します。

「海外で働きたい理由」を軸に、「キャリアプラン」や「企業の志望動機」につなげて考えるきっかけにもなるので、ぜひ一度時間を取って試してみてください。

出来上がった「志望理由」はできれば第三者にチェックしてもらった方が良いでしょう。

海外ですでに働いている知人がいればベストです。

もしいなければエージェントのキャリアコンサルタントの意見を活用するのもよいでしょう。

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