海外への転職、または海外からの転職ではオンラインツールを活用した面談が一般的です。
パンデミックの影響で、2020年以降は日本国内の転職でもオンライン面談が急激に普及しました。
通常の会議とオンライン会議が異なるように、通常の面接とオンライン面接では準備すべき項目も変わってきます。
この記事ではオンライン面接で必要になる「準備」を漏れなくリストアップします。初めてのオンライン面談でも、このチェックリストに沿って確認すれば安心です。
この記事の目次
オンライン面接で必要な10の準備項目
細かいことを上げればキリがないのですが、最低限次の10項目をチェックしておけば大丈夫です。滞りなく面接を迎えることができるでしょう。
- しっかりした服装で挑む
- 静かな環境で挑む
- 安定したインターネット回線を準備する
- アプリケーションを事前にダウンロードして動作チェックする
- 光量とカメラアングルをチェックする
- 音量とノイズを確認する(イヤホンがベスト)
- 手元にメモを準備する
- 緊急連絡先を確認しておく
- 15分前には着座しておく
- 普段よりも明るく表情豊かに話す
①しっかりした服装で挑む
オンライン面接では主に上半身しか相手側からは見えません。
そのため上半身はジャケット姿、下半身は部屋着や下着で挑む人がいますが、やめましょう。
必ず上下ともにビジネススタイルで挑むべきです。
ふとしたことで下半身が映りこんでしまう可能性がありますし、服装を整えることで適度な緊張状態を作る効果もあります。
服装のゆるみは気持ちのゆるみ…と学生時代に教えられたかもしれませんが、こと転職面談では「YES」です。
②静かな環境で挑む
オンライン面接へは静かな環境から挑みましょう。理想は自宅です。
場所に縛られないことがオンラインのメリットですが、ビジネスでは電話と同じく「静かな場所」から接続するのがマナーです。
間違えても「静かめのカフェ」などから挑むことのないようにしたいものです。
③安定したインターネット回線を準備する
面談の途中に音声や映像が途切れてしまうと気持ちが落ち着かないですよね。
あまりに通信環境が悪いと、最悪の場合途中でキャンセルという事態に陥ることもあります。
オンライン面接へはインターネット回線が安定した場所から参加するようにしましょう。
自宅の中でもインターネットの強弱がある場合は、強い場所から挑む方が良いです。
オンライン通話は4Mbpsあれば可能ですが、できれば10Mbps以上を「安定して維持できる」環境がよいでしょう。
④アプリケーションを事前にダウンロードして動作チェックする
使用するアプリケーションは事前に確認しておきます。
ダウンロードや登録が必要なものは事前に準備しておくのがマナーです。
また、テストができる場合は事前に動作テストをしておきましょう。
くれぐれも面接5分前に準備開始し、面接開始時刻を遅らせることのないようにしてください。
⑤光量とカメラアングルをチェックする
見落としがちですが、カメラ映りは必ずチェックしておいた方が良いです。
具体的には「アングル」と「光量」です。
アングルは「正面から自然に映る角度」にセットします。
特にパソコンではなくスマートフォンを使用する場合は要注意です。
下からのアングルになることで、「上から目線」に移ってしまうことがあります。
光量は暗すぎなければ大丈夫です。
テレビタレントやYoutuberのように照明を準備する必要はありません。
⑥音量とノイズを確認する(イヤホンがベスト)
オンライン会議ツールは思っている以上に周囲の音を拾うことがあります。
時間に余裕があれば事前に音量やノイズを確認しておくとよいでしょう。
パソコンのコントロールパネル(サウンド)で確認する方法もありますが、最近のオンライン会議ツールには「オーディオのチェック機能」がついています。
そちらを利用した方が確実でしょう。
蛇足ですが、できればイヤホンを用いた方が無難です。
イヤホンのマイクは音を集積する範囲が狭いため、パソコンのマイクよりも周囲のノイズを抑えられます。
ヘッドホンだと威圧感が出るので目立たないイヤホンが良いでしょう。
⑦手元にメモを準備する
当たり前ですが、オンライン面接では「カメラに映ったもの」しか映りません。
手元にメモを置いて参加しても面接官には見えません。
カンニングペーパーを効率的に活用してください。
ただし、あきらかに何度もメモを見ると相手からは不自然に映るのでご注意ください。
モニターの真下に置き、自然に視線を落としながら見るのが良いでしょう。
⑧緊急連絡先を確認しておく
当日突然インターネット回線が落ちて参加できない可能性も考えられます。
万が一の場合に備え、相手方への緊急連絡先は必ず確認しておきましょう。
⑨15分前には着座しておく
精神論ですが、15分前には着座してツールを起動しておきましょう。
慌ててツールを立ち上げて参加するのと、落ち着いて相手を迎え入れるのでは雲泥の差が生まれます。
オフラインでの面接と同じく、余裕を持って現地(面談用のURL)に到着しておきましょう。
⑩普段よりも明るく表情豊かに話す
最後は準備ではなく本番に食い込みますが、いつもより大きな声で表情豊かに話すように心がけてください。
モニターに映ると、印象は実際よりも小さく控えめに伝わるものです。
演劇ではありませんが、声のトーンを意識して高くするくらいがちょうどよかったりします。
準備を制するものがオンライン面接を制する
面接も会議も基本的には変わりません。
事前準備をしっかりするほど、成果が出やすいものです。
人生のターニングポイントにもなる転職面接は、普段の会議よりも重要です。
オンライン会議以上の準備を踏まえて、本番に挑むようにしましょう。
本番での心得もまとめていますので、よろしければそちらもご参照ください。
オンライン面接などの必需品が一度に揃うパック商品も
最近では、こうしたオンライン面接などテレワーク必需品が
セットで販売されるケースも出てきました。
webカメラやヘッドセットがなかったり、PCのスペックが足りないなどの問題を
これ1台で解消してくれるそうです。万全の態勢で面接に臨みたいですね。
転職先をお探しですか?
もしあなたが現在転職を検討中であれば、ぜひ以下の転職エージェントリストをご活用ください。