最近の技術はスゴイもので、無料で使える実用的な英語サポートツールがいくつかあります。
もちろん海外で働く以上ツールに頼りっぱなしではダメだと思います。自前の英語力は必要。
だた、上手にツールを使えば仕事の速度も精度も高められます。
何もこの時代、自分の脳力だけで勝負する必要もない。上手にツールを使いましょう。
ということで、海外在住の筆者が、実際に仕事で使い倒している(助けてもらっている)、英語の仕事で役立つ便利ツールを2つご紹介します。
仕事だけではなく、英語のCVやカバーレター作成でも大活躍してくれるでしょう。
この記事の目次
英語の実務で使える無料サポートツール
Deep L (翻訳ツール)
DeepLはドイツの企業が提供する「機会学習」を用いた翻訳ツールです。
元々欧州言語を中心に展開していましたが、2020年の3月より中国語と日本語でも展開。翻訳精度の高さに驚く声が多く上がりました。
文字数制限などありますが無料版でも役立ちます。
驚くべきはその翻訳精度の高さで、日本語の独特な言い回しやニュアンスを見事に英語に直してくれます。
簡単なチャットやメールなど、速さを求められるコミュニケーションの時に大活躍します。
多少複雑な表現でも、言いたいことを日本語で入力すれば、ほぼ問題のない英語を吐き出してくれます。
試しに今の日本語をDeep Lに英訳してもらいました。伝えたい内容は十分伝わる内容になっています。
”簡単なチャットやメールなど、速さを求められるコミュニケーションの時に大活躍します。言いたいことを日本語で入力すればほぼ型問題のない英語を吐き出してくれます。”
”It’s great for simple chats, emails and other communications that require speed. If you type what you want to say in Japanese, it will spit out English with almost no problem.”
あまり頼り切ってしまうと自分の英語力が落ちてしまいそうで怖いですが、それでも使ってしまうほどの利便性があります。
ただ、ここまで精度の高いDeep Lでも稀に誤訳が生まれることはあります。
ということで、100%依存するのではなく、ベースを訳してもらった後は必ず目視でチェックをすることをおすすめします。
Ginger(文法チェック)
世の中には「スピード」ではなく「英語の質」を求められる仕事もあります。
取引前の客先へのメールや提案書、公式な書類作成、また仕事ではありませんが転職時のCVやカバーレター作成時なども精度の高い英語が求められます。
その際に役立つのがGingerというツールです。
Gingerは一言でまとめると「文法校正ツール」。構成したい英文をフォームに入力すると的確に修正点を示してくれます。
仕事上で特におすすめしたいのはブラウザ版です。
GingerはChromeアプリ版があります。
ChromeにGingerを搭載すると、ブラウザ上での英語編集も自動的に文法チェックしてくれるようになります。
例えばGmailでのメール編集、WhatsApp WebやMessengerでのメッセージ編集などをチェックしてくれます。
スマホアプリ版もありますが、仕事ではまだまだPCを使うシーンが多いでしょう。
ブラウザ版Gingerは英語を使うビジネスマンのまさに神ツールです。
ツールを使うとさらに英語が知りたくなる
世の中には「ツールに頼るなどけしからん!それでは本当の英語力は身につかない!」という人もいますが、筆者はそうは思いません。
英語力ゼロの人がツールに頼り切ってしまうのはダメでしょうが、ある程度英語力があれば別です。
Deep Lを使うことで「こういう表現の仕方もあるのか」と気づく時もあります。また、Gingerを使うことで「自分が間違いやすい文法ミス」を知ることもできます。
まぁ何より仕事が早く終わり、質も高まるのが一番のメリットですけどね。
適宜無料ツールを取り入れて、仕事をサクサクと進めましょう!