「これからは海外キャリアの時代…いつか海外で働いてみたい…」とお考えですか?
海外で働く日本人の数は年々増えており、最新データでは約140万人の日本人が海外で生活をしています(外務省 海外在留邦人数統計より)。
しかし、考えているだけでは海外キャリアは掴めません。
どれだけ準備をしていても、アクションを取らなければチャンスは巡ってこないのです。
逆を言えば、アクションさえ起こしてしまえば半年後にでも海外キャリアは実現できます。
『転職エージェントで自分の可能性を確かめること』は最も簡単なアクションの一つです。
また実際に転職を進める際にも、面談や履歴書のアドバイスから現地での給与交渉まで無料でサポートしてもらえます。
ただし、相談をする際は「海外に強い転職エージェント」を選びましょう。
日本だけで活動しているエージェントはNGです。
このページでは海外在住のキャリアコンサルタントが、海外求人に本当に強い海外転職エージェントをご紹介しています。
本記事を読むことで以下のことが理解できます。
[box03 title=”本記事でわかること”]
- 海外に強い転職エージェントの定義
- 海外に強い大手転職エージェント
- 海外に強いヘッドハンティングサービス
この記事の目次
海外求人に強い転職エージェントの定義とは?
海外に強い転職エージェントとは、ずばり「海外現地の転職事情や企業情報をよく知っている転職エージェント」のことです。
もっとわかりやすくすると「海外に拠点をしっかりと構え、事業活動している転職エージェント」とも言い換えられます。
私自身も海外で長く活動をしていますが、日本にいた時と現地に来てからでは手に入る情報の量も質も違います。
正直、海外求人に関しては海外拠点のないエージェントに相談しても頼りがいがないでしょう。
ここからは海外在住者の目で見た「海外に拠点を構えて転職支援をする、頼りになる大手転職エージェント」をご紹介します。
以降で紹介する転職エージェントは海外に社員を送り込み、日々最新の情報を収集しています。
そのため「求人量」や「サポートの質」が他社よりも充実しています。安心して海外キャリアの相談をしてください。
実際に相談する際はタイプの異なる転職エージェントを3つほど活用するのがおすすめです。
異なるタイプを活用することで、あなたの様々な可能性が見えてきます。
海外求人に強い転職エージェント
じっくりとキャリアコンサルタントと対面で相談したい、というあなたには転職エージェントをおすすめします。
豊富な求人量と非公開求人に強み『リクルートエージェント』
【公式サイト】r-agent.com
リクルートエージェントは転職成功率に定評のあるエージェントです。
上述のJACに負けず劣らず海外に9拠点を構えています。
海外求人については非公開求人率が非常に高く、約8割が非公開求人となっています。
そのため一度登録をしなければリクルートエージェントの魅力を理解するのは難しいかもしれません。
各拠点には複数名の日本人が常駐しており、現地求人や現地の傾向などを日々収集しています。
そこから生まれる専門性の高いサポートもリクルートエージェントの魅力です。
求人の幅も広く、JACと並びまず最初に登録しておくべきエージェントの1つでしょう。
手厚いサポートを求めるなら『dodaエージェントサービス』
【公式サイト】:doda.jp
dodaエージェントサービスは求人情報サイトですが、エージェントサービスも提供しています。
元々は求人情報誌から始まりましたが、その後人材紹介を主要事業とするインテリジェンスが買収。
さらにテンプスタッフグループとインテリジェンスが統合する形となり、現在はPERSOL(パーソル)グループという巨大グループの傘下で運営されています。
海外転職におけるdodaエージェントサービスの魅力は、まずその拠点数を活かした求人量です。
「海外」に絞って求人情報を検索するだけでかなりの量の求人数が出てきます。
また、海外に特化したサポート記事も豊富で、転職前にサイト内を熟読するだけでも海外転職を理解する一助となるでしょう。
実際の転職者の口コミでもサポートの手厚さには定評があります。
転職の方向性そのものからじっくり相談したいという方にマッチした転職エージェントです。
欧州や米国の日系企業を狙うなら『パソナキャリア』
【公式サイト】:pasonacareer.jp
国内のイメージが強いパソナグループですが、実はグループの海外拠点数は13ヵ国もあります。
アメリカやカナダ、ドイツにも拠点があり拠点数だけ見れば最大のネットワークを誇ると言えます。
また、海外ではベネフィットワンという福利厚生サービスを提供する企業も展開しています。
求人情報の8割が非公開求人となっていますが、海外だけに絞り込むと非公開求人の割合は3割程度です。
米国や欧州への転職を希望する場合には特に相談したい転職エージェントです。
年収800万円以上のハイキャリアを狙うなら『ランスタッド』
【公式サイト】:lp.randstad.co.jp
ランスタッドは1960年にドイツで創業された老舗の人材紹介グループです。
世界39の国と地域に4,700以上の拠点があります。外資系ですが日本国内にも130以上の拠点があり全国どこからでも相談可能です。
特にマネジメントレベルの求人に強く、大手企業のハイキャリア求人を多く扱っています。
また、海外関連求人でありながら、日本本社からの出張ベースの求人や、駐在員候補としての求人も多数扱っています。
リスクを抑えながらキャリアアップを狙う場合におすすめしたい転職エージェントです。
外資系も含めて相談するなら『JAC リクルートメント』
【公式サイト】:https://www.jac-recruitment.jp
海外転職と言えばJACという声が聞こえるほど海外ネットワークに強みを持つJAC Recruitment。
日系企業でありながらも創業がロンドン、という特徴的な歴史を持つ総合型の転職エージェントです。
海外の日系企業からの信頼が非常に厚く、私が過去に滞在したアジア各国でも「日本人人材が欲しかったらJACに相談するのがおすすめ」という空気がありました。
企業との強い信頼関係があるゆえに「非公開求人」の数も多く、全体の約6割が非公開求人となっています。
また、豊富な海外求人を武器に「海外転職.com」や「英語転職.com」などの専門求人サイトも展開。
そして外資系企業との取引も多いため、日本国内の英語求人にも非常に強い。
そのため海外を目指す1歩手前の転職についても相談可能です。
ヘッドハンティングもある会員制求人サイト
登録だけしておき、市場価値を確かめたいというあなたにはハイキャリア×会員制求人サイトをおすすめします。
登録しておくだけでヘッドハンティングが待つことができます。
海外求人にも強い会員制求人サイトをご紹介します。
海外駐在のハイクラス求人が多数『CAREER CARVER』
【公式サイト】:careercarver.jp
CAREER CARVERはリクルートグループが展開する「ハイクラス向け転職サービス」です。
リクルートグループのネットワークをフルに生かしながら、年収600万円以上のハイクラス案件のみにフォーカスをしています。
日本国内だけではなく海外案件も豊富に抱えています。
一般従業員と言うよりは「現地法人立ち上げ」や「現地事業責任者」クラスの求人がメインです。
そのため現在のキャリアが至らない場合はサポートをしてもらえない可能性もあります。その点はご留意ください。
現地採用でなく本社採用案件が多いため「駐在員」にこだわるなら必ず登録しておきたい転職サービスです。
ヘッドハンティングの可能性に期待するなら『ビズリーチ』
【公式サイト】:bizreach.jp
ビズリーチは年収アップを望むなら必ず登録しておきたいサービスです。
彼らは厳密にいうと転職エージェントではなく転職情報サイト(ビズリーチ自体はキャリアコンサルタントを抱えていません)。
職務経歴書を登録するとヘッドハンターや企業人事からの「スカウト」を受けることができる仕組みです。
登録の際は無料会員と有料会員に分かれています。
有料会員の場合はスカウトの間口が広くなり、転職者から求人に申し込むことができるようになります。
海外求人情報の一部は無料会員でも転職者側から申し込むことが可能です。
ほぼすべてマネジメントレベルの求人で、年収1000万円クラスの報酬もかなり目立ちます。
スカウトが来た時にヘッドハンターのランクが分かる仕組みも面白い。
もしランクの高いハンターからのスカウトが来たら話を聞くだけでも価値がありますよ。
ただスカウトを受けるためには最低でも年収500万円以上は必要です。その点はご留意ください。
海外キャリアは誰にでもチャンスがある
海外キャリアは遠い世界のお話ではありません。動けば誰にでもチャンスがある選択肢です。
必要なことは少しのアクションです。
海外拠点を持つ転職エージェントをうまく頼り、海外キャリアのきかっけを掴んでください。