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コロナ禍でも海外転職に向けてスキルアップする方法

海外で働きたい!海外キャリアを目指して転職したい!と思いつつも、このコロナ禍によりどうしていいかわからない…という方も多いでしょう。

筆者は東南アジアで働いていますが、周囲を見渡すと駐在員を帰国させた企業も少なくありません。

就労ビザ獲得はもちろん、国を超えた移動ですら難しい事態が続いています。

このような時は無理に動かず、じっと機を待つことも必要です。

しかし、ただタイミングを待つだけではもったいないですよね?

せっかくなのでこの期間を使い、在宅勤務をしながらスキルアップを目指してみるのはいかがでしょうか?

本記事では将来の海外転職を見越して、在宅でもできるスキルアップ方法をご紹介します。

この記事の目次

今後の海外キャリアで必要になるスキルは何か?

スキルアップと言っても、ただやみくもに時間を使うのはもったいないですよね。

せっかくなので、今後必要になるスキルについて少し考えてみましょう。

わかりやすいように、次の2つに切り分けてみます。

  1. 引き続き必要になるスキル
  2. 新たに必要となる、もしくは重要性が増すスキル

 

①引き続き必要になるスキル

時代が変わっても必要性の変わらない本質的なスキルというものが存在します。

特に海外で働く際に必要となるのは、以下のようなスキルです。

  • ビジネス英語スキル
  • 外国人マネジメントスキル

ビジネス英語スキルは言わずもがな、どこの国で働く場合でも必要となります。

求められるレベルは勤務地や役割により異なりますが、英語スキルが高いほど選択肢が広がることは間違いないでしょう。

マネジメントスキルは日本国内でも重要ですよね。

ただし海外の場合は「外国人」が相手。

日本国内との決定的な違いは「バックグラウンド」の異なる人達と仕事をするという部分です。

日本人同士であれば「常識」や「阿吽の呼吸」、「空気を読む」ことで仕事が成り立つこともありますが、海外では皆無です。

きちんと言語化してマネジメントを仕組み化しなければなりません。

「魔法の杖」にはなりませんが、体系的なマネジメントの知識を得ておくことは「現地での苦労を助ける杖」にはなるはずです。

 

②新たに必要となる、もしくは重要性が増すスキル

新たに必要となるスキルに関しては、日本国内と共通する部分が多いです。特に以下のようなスキルがあります。

  • テレワークスキル
  • セルフマネジメントスキル
  • デジタルテクノロジーへの耐性

2020年はコロナ禍により、世界中でテレワークが急速に普及しました。

海外ではWork From Homeと呼ぶことが多くWFHと略されます。

WFHは固定費の削減、可処分時間の増加などメリットも多く、コロナ禍が去った後も引き続き残るでしょう。

通勤に対する美徳がない(※)海外の方が、より定着していく可能性が高いかもしれません。

※結果さえ出せば出勤や勤務態度はフレキシブルに考える企業が多いという意味です。

 

一方WHFではプライベートと仕事の区別がつきにくいというデメリットがあります。

また自宅にこもりがちなので健康面、そして精神面でのケアも必要になります。

様々な面で「セルフマネジメント」のスキル強化が求められます。

 

またWHFによりインターネットへの一日あたり接続時間が世界中で増加しました。

まさに一日中人々がインターネットへ接続している世界と言えるでしょう。

そのため仕事を遂行する部分でも、マーケティングの部分でも「デジタルテクノロジーへの理解」がますます重要となります。

 

在宅でもできるスキルアップの方法

いくつか具体的な例を挙げながらお伝えします。

 

①オンラインセミナーの活用

オンラインセミナーの利点は自分のペースで必要な能力だけ強化できることです。

コロナ以前よりオンラインセミナーは存在していましたが、コロナ禍により一気に利用者が増加しました。

 

社会人向けのビジネススクールを運営するグロービスでは、「グロ放題」という定額制オンラインサービスを提供しています。組織論やリーダーシップ論を含む、ビジネス全般に必要な知識をバランスよく学ぶことができます。

グロービス(グロ放題

 

もう少しカジュアルに学びたい場合は、Schooもおすすめです。メールの書き方やタスク管理など、現場よりの細かい仕事術を学べます。

Schoo

 

定額制ではなく単科ごとに受講したい方はUdemyというサービスがよいでしょう。エンジニア向けのセミナーが多いですが、プレゼンや営業などの汎用的なテーマも扱っています。米国発のサービスなので外国人や海外在住者の講師が多いことも特徴でしょう。

Udemy

 

②オンライン英会話スクール

海外転職や海外勤務を狙うのであれば英語力は外せません。コロナ禍で徹底的に英語力を引き延ばすのもよい選択肢でしょう。

最近のオンライン英会話は細分化が進んでいます。仕事で使うことを前提にするのであれば、実践的なビジネス英語に特化したオンライン英会話を選択すべきでしょう。

 

ビズメイツは徹底的にビジネス英会話に絞り込んだオンライン英会話スクールです。異文化ディスカッションコースなどが用意されており、楽しみながら使える英語を学ぶことができるでしょう。

ビズメイツ

オンライン英会話大手のレアジョブでもビジネス英会話コースを準備しています。プロモーション割引などを抜きにすると、費用はビズメイツよりも低めに設定されています。

レアジョブ英会話

さらに費用を抑えたいという方は講師の数が多いDMM英会話を使うとよいでしょう。DMM英会話にビジネス専用コースはありませんが、多数の講師の中からビジネス英語に強い講師を選ぶことができます。

DMM英会話

 

毎日アプリで手軽に学習したいという方はスタディサプリENGLISH ビジネス英語コースを使うとよいでしょう。1回最短3分から、スキマ時間で学習できるのが特徴です。

スタディサプリEnglish ビジネス英会話

 

③最新デジタルサービスを能動的に使う

テレワークにより世界的にインターネットへの依存度がいっそう高まりました。

仕事上のコミュニケーションにおいても、マーケティング手段としてもデジタルサービスを使いこなせるメリットが増しています。

プログラミングなどの技術的な話は抜きにしても、そのサービスで何ができるのか?は理解しておくに越したことはありません。

最新のサービスやツールを理解するための最短ルートは、自分で能動的に使ってみる、ということに尽きます。

  • 見るだけではなくYoutubeやTiktokで情報を発信してみる
  • ECプラットフォームを活用して何か売ってみる
  • オンラインイベントを自分で開催してみる

上記を1つ2つ体験するだけでも、たくさんのことを得られるでしょう。

もしかすると新しいキャリアや収入源になる可能性もあります。

 

コロナ禍は天災であり、じっと自宅で待っていても終息が早まることはありません。

せっかくできた時間を、将来のキャリアアップのために使ってみましょう。

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