「転職を計画していたけど、コロナの終わりが見えなくて動けない…」
という人は日本中に溢れているでしょう。
実際、日本国内の状況を見てみると、転職しにくい状況が続いています。
厚生労働省によれば2021年5月の新規求人数は2020年よりは回復したものの、コロナ前の2019年と比べると26.9%減少しています。
この状況では「無理に動かない」というのも選択肢の一つです。
ただ、一度「転職」を考えてしまうと、現職にもあまり熱が入らない場合もあるでしょう。
そのような方は「副業」を検討されてはいかがでしょうか?
副業は「副収入」のイメージが強いかもしれませんが、実は収入以外に得られることもたくさんあります。
本記事では会社員が副業を行うメリットと、在宅でもできる副業リストをご紹介します。
「本職以外に新しいことを経験してみたい」
「在宅勤務で使える時間が増えた」
という方は検討してみてください。
この記事の目次
副業のメリット
副業と聞くと「副収入」が思い浮かぶでしょう。
もちろん「仕事」の一種なので収入を得ることが主目的になります。無報酬だと誰もやりませんよね。
しかし、副業には副収入以外のメリットも存在します。
会社員の場合は本業や転職時のキャリアアップ、キャリアチェンジに役立つ場合もあります。
副収入以外の副業メリットには以下のようなものがあります。
- 専門スキルの強化
- 新しい経験や実績の獲得
- マーケティングスキルの強化
- 人的ネットワーク(人脈)の獲得
①専門スキルの強化
本業で得た専門スキルを集中的に伸ばすことができます。
あなたがもしゼネラリストで、汎用的なスキルを複数持っている場合は、その中の一つに集中して伸ばすこともできます。
②新しい経験や実績の獲得
個人的にある程度の知識やスキルを持っていることが前提ですが、本業では使わない経験やスキルを伸ばすこともできます。
また、実績を得られることも大きな利点でしょう。
例えばあなたが独学でプログラミングやWebデザインなどを学んでいて、キャリアチェンジを希望しているとします。しかし、独学しているだけでは転職時に「実績」を語ることは何もできません。
もし副業でもプロジェクト経験があれば、転職活動時に実績として話すことができます。
③マーケティングスキルの強化
副業の展開はフリーランス活動に近いものがあります。どのような副業を選択するにしろ「集客」は自分で行う必要があります。
この「顧客を自分で想定し、顧客を集める」というプロセスはあなたのマーケティングスキルを大きく育ててくれます。
④人的ネットワーク(人脈)の獲得
どのような副業も、長く続けていくと人的な繋がりが広がっていきます。
会社員としてではなく「あなた個人」として得た人脈は今後も長く役立つ可能性が高いです。
在宅でもできるネット副業
会社員でも「在宅」でできる副業をご紹介します。併せて副業を始めるためのサービスもご紹介します。
スポットコンサル
専門的な知識や経験を活用してコンサルティングを行う副業です。具体的にはあなたの本業の経験をもとに、企業向けにアドバイスを提供します。
コンサルティングと書くと高額な戦略コンサルをイメージされるかもしれません。
しかし最近は「スポットコンサル」と呼ばれる「短期間・短時間・ピンポイント」なコンサルの利用方法が広がっています。
代表的なサービスはビザスクです。
ビザスクはスポットコンサルのパイオニアであり現在まで多くの企業に利用されています。
スポットコンサルに興味がある方は、まずビザスクにアドバイザーとして登録しておけば雰囲気が掴めるでしょう。
クラウドソーシング(業務委託)
アドバイスではなく業務委託を受けて自分の得意分野や専門スキルを売ることも可能です。
いきなり自分で仕事を見つけることは限りなく困難ですので、最初は「クラウドソーシング」を活用するのが現実的です。
まずは日本最大級の「クラウドワークス」。エンジニア系・プログラマー系・デザイナー系・ライター系の業務が中心です。
雰囲気を掴むためにもまず最初に登録しておくのが無難です。
ただ、大手の場合は既に登録者が多く、初心者がなかなか仕事を獲得できないこともあります。また条件の良い案件はすぐに埋まってしまう傾向が強いです。
そのため中規模のクラウドソーシングも同時に活用することをおすすめします。
手数料の安いBizseekや中規模のクラウディアなどが有名です。
情報発信系(ブログ)
あなたが持っている情報を発信して収益を得る方法です。
短期間で収益を作ることは難しいですが、長期的に取り組めば定期収入に育てることが可能です。また収入以外にもその過程で得る情報発信スキルや知名度にも価値があります。
最も取り組みやすいのはブログ開設です。
ブログが人気になると以下の方法で収益化ができます。
①自動広告(アドセンス)
簡単に説明すると、人気が出たブログのスペースをグーグルに提供し、広告収益をシェアする仕組みです。
ブログ開始後すぐに登録できるわけではなく、一定の読者数が必要となります。ただそこまで難しいものでもなく、掲載までであれば誰でも到達できます。
②成果報酬型広告(アフィリエイト)
人気が出たブログに「成果報酬型」の広告を掲載して、成果が出た際に収益の一部を広告費としてもらう仕組みです。
通常はASPと呼ばれる「仲介の広告代理店」に登録し、最適な広告を見つけてブログなどに張り付けていきます。
ASPの登録自体にも審査があるため、ある程度ブログが育ってから進めた方が良いでしょう。
③直広告
広告主に直接連絡を取り、広告を獲得します。難易度が高いですが、情報発信している内容が専門的であればあるほど、可能性はあがります。
情報発信系(ブログ以外)
ブログ以外でも情報発信から収益に繋げることは可能です。
①NOTE
NOTEは文字情報を発信するためのプラットフォームです。
ブログと似ていますが、収益化がしやすい仕組みが揃っている点が違います。
記事単位で販売したり、有料での定期購読を設定できる仕組みが準備されています。
もともとクリエイターの収益化支援のために考えられたサービスですので、基本的には発信者側の収益化を応援してくれるスタンスで運営されています。
②Youtube
Youtubeでの収益化方法はブログと似ています。
発信する情報がテキストベースか、動画かの違いがあるだけです。
最も定番なのは自動広告(Google Adsense)を掲載することですが、ブログよりもハードルが上がります。
2021年6月現在で、「チャンネル登録者数1000人以上」「過去1年の再生時間が4000時間」という2つの条件をクリアしなければ自動広告を掲載することはできません。
自動広告以外にもアフィリエイトや直広告で収益化をしている人達もいます。
5G通信が始まることを考えると、ブログよりも動画ベースのYoutubeの方が将来性があるでしょう。
③Youtube以外のSNS
InstagramやTwitter,Tiktokなどで情報発信し、収益化する方法です。
これらはブログやYoutubeとは違い自動広告で収益化する仕組みがありません。
アカウントを育成した後は、直広告やアフィリエイトを組み合わせて収益化していきます。
個人的にはこの分野で収益化ができるなら、もはや副業ではなく本業にできるレベルのスキルと経験を持っていると判断してよいかと思います。
本記事の中で最も難易度が高いです。
資本がかからないものはまずやってみる
今回は在宅でもできるとっかかりやすいものを集めてご紹介しました。
ここで紹介したもの以外にもまだまだ選択肢はありますが、ここで紹介したものは資本もほぼ必要ありませんし、開始しやすいものばかりです。
1つでも2つでも、気になったものがあればまず始めてみることをおすすめします。セミナーや本だけでは学べない知見が獲得できるはずです。